杉岡幸徳の著作

2017年12月
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偽物は本物を超える

ルーブルの贋作…「アーブル」美術館展 香川・小豆島

これ、面白い。
ここまで下手だと、本物を超えている。

本物に似せて描くなんて誰でもできることで、本物を乗り越え、オリジナリティを編み出すほうがはるかに難しいに決まっている。

真理と誤り

真理と誤りが同じ起源を持つのは、奇妙なことだが確かである。

だから、誤りをぞんざいに扱ってはならない。それは真理を傷つけることにもなるからだ。
(ゲーテ)

「STAPゆえに我信ず」

いまだ「記者会見の小保方氏は嘘をついているとは思えない」とか言っている人は、くれぐれも詐欺には気を付けてほしい。人間を見る目があまりにもないから。

小保方氏の事件は、人間の想像力が試されている。
「あんなすぐばれる嘘をつくわけがない」とか言っている人は、人間に対する洞察力と想像力がなさすぎる。
ある種の人間は、すぐわかる嘘を平然と、嬉々としてつくのである。

小保方氏が再現実験に失敗したら、信者は黙るか?
黙らない。

むしろ、失敗すれば逆に小保方氏を信じる者は増えるだろう。
「非合理ゆえに我信ず」。胡散臭いからこそ、信じがたいからこそ、信じる人が現れるのである。
宗教というものはこうして生まれる。

宗教としての科学

やはりSTAP細胞は捏造だということで決着がつきそう。
STAP小保方はベートーヴェン佐村河内とともに、詐欺師の歴史に名を残しそうだ

今回の騒動でよくわかったのは、「科学には再現性がある」というのは極めて怪しい話であり、一度も再現されていない科学論文は山ほどあるということだ。

再現するにしてもお金と機材が必要だから、世界で数人しか再現できなかったりする。
つまり、その数人が共謀すれば「科学的事実」とやらは簡単にでっち上げられるのである。

「科学とは新しい形の宗教だ」とよく言われるが、その真の意味がわかってきた。

幇間(太鼓持ち)

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先日、「最後の吉原芸者」という映画を観た後、舞台で幇間(太鼓持ち)の演技が披露された。

幇間はいまや世界で五人しかいないらしい。
芸は古めかしく、少しわかりづらかった。古典落語の世界と少し似ている。
この人は以前は演劇をやっていたのだが、気が付いたらいつの間にか太鼓持ちになっていたという。

ポートレート

先日、四谷にギターの流しを取材に行ったら、どういうわけか着物姿の女性が付いていた。

彼女は漫画家で、流しにリクエストした人の似顔絵を即席で描いてくれる。

それで、その時彼女が描いてくれた作品がこれだ。

上手く描けているので、ポートレートにでも使わせていただこうかと思っている。


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粋と野暮

熱い湯にやせ我慢して入るのが、江戸っ子の粋。
田舎者は我慢せず、初めから熱い湯には入らない。
江戸っ子は、それを見て「野暮だな」と言って嘲う。

しかし、現代人の眼から見たらどう見ても、田舎者の「野暮」のほうが「格好いい」と思えてしまうのはなぜだろう。

江戸っ子はなぜやせ我慢をしたか。
それは、当時の江戸は、上方に比べると後進地域にすぎなかったからだ。
田舎者の江戸っ子が、都会人の上方人に張り合うために、意味もないやせ我慢をしただけなのだ。

江戸っ子の「粋」とは、田舎者の美学にすぎない。
現代で言えば、田舎のヤンキーが、異常に長いヒサシを作っているようなものだ。

黄金バット

いま、密かに紙芝居の研究をしている。

噂には聞いていた「黄金バット」の実物を初めて見たのだが、これが「正義の味方」だとはとても思えない。どう見ても、「悪の権化」じゃないか。

この50年ほどで、日本人の感性は劇的に変わったのだろうか?

こんな不気味な「正義の味方」に助けてもらう位なら、僕はむしろ悪の組織に掠われるほうを選ぶ……。


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カスパー・ハウザー

どうもドイツ語圏には、人間を監禁するという事件が多くないか。そう言えば、あのカスパー・ハウザーが現れたのもニュルンベルクだったはず。

カスパー・ハウザーについてネットで調べていたら、「自作自演だ」という声が結構あって驚く。匿名のネット空間では自作自演が簡単にできるので、現実世界でもそうだと思っているのだろう。
カスパーは襲われて死んだのだ。そんなに簡単に自作自演できるわけないじゃないか。

そう言えば、イラク戦争の時は、いろんな国の人が人質になったが、「自作自演だ」とか言って自国民にネットで罵られたのは、日本人の人質だけだ。他の国では、人質は英雄とみなされている。
やはり、この国のインターネット空間は、異常だと言わざるを得ない。

民俗学とオタク

学者という人種は本質的にオタクだと思うが、民俗学ほどオタクに向いている学問はないだろう。
なにしろ、「ひも」というテーマを一生研究し、本にしてしまう人がいるのだから。
到底、僕には無理である。
僕には向いていない。