杉岡幸徳の著作

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『君は、砂漠の壁を越えるのか』

Sabaku


アマゾンから小説を出してみました。
スマホ、パソコン、kindle端末などで読むことができます。
よろしかったらご覧ください。


『君は、砂漠の壁を越えるのか』

~壁を越えるのか、それとも死か?
 若者が挑む極限の物語~

砂漠にそそり立つ巨大な壁。向こうにはオアシスが、こちらには死の世界が広がっている。
壁を越えて生き延びるには、ただ一つだけ開いている門の門番に、賄賂を払わねばならない。
だが、そこに現れた若者は、門番の汚いやり口を見て、賄賂を払うのを拒否する。
若者は、壁を越えて生き残れるのか?

戦慄と幻覚に満ちた、著者による小説第一作。


ドストエフスキーの心理的探求

ドストエフスキーを読むと、人間の心理の探求は、もうこれ以上に行き着くところがないことを感じる。
いや、行けるのかも知れないが、それはもはや何の意味もないことなのだ。

僕はもう内面にはなんの興味もない。あるのは「外面」「表層」だけである。
外見・見かけこそこの世の神秘であり、不可解なものであり、探求すべきものなのだ。

目に見えているものほど、神秘的なものはない。
目に見えないもの・形而上学的なものは、信じがたいほど俗悪である。

入試問題に使われる著作

またある大学から「あなたの著作を今年の入試問題に使わせていただきました」という知らせが届いたが、これはどういうシステムなんだろう。
去年の某大学は事前通知だった。
そもそも、入試問題には作者の了解を得ずに勝手に使っていいのだろうか?
まあ、僕としてはどっちでもいいが。

それにしても、物書きとしては、試験問題に使われるより、本が重版になるほうが嬉しいに決まっている。
それと、僕が頭の調子の悪い冬に無理やりひねり出した文章を、わざわざ国語の試験に使う大学は、何を考えているのかわからない。

ドストエフスキー『悪霊』

ドストエフスキーの『悪霊』、上巻の半分くらい読んだが、まだよくわからない。
すでに登場人物が百人くらい出てきているのに、まだ何も事件が起こっていない気が……。
それとも、すでに起こっているのだろうか?
そもそも、主人公のはずのニコライがいまだほとんど姿を見せないのはなぜなんだ。これにはやはり深い意味があるのだろうか。

欧米社会の集団妄想

なかなか読めなかった『欧米社会の集団妄想とカルト症候群』をようやく読み始める。

魔女は有名だが、「牛乳魔女」や「バター魔女」がいたのには驚いた。
要するに、自分の乳牛があまりミルクを出さないとき、うまくバターが作れないとき、隣の魔女が邪魔していると訴えたそうだ。
魔女という割にはあまりにセコすぎる。
また、魔女の出現と当時のヨーロッパの気候には、不可解な相関関係があったらしい。

読書会でも取り上げたホームズ物に出てきたKKK、初めは政治的なものではなく、変な服を着て周囲を驚かせる、ただの悪ふざけの団体だったという。

寒山と拾得

森鴎外、しかつめらしいと思ったが、寒山拾得は意味不明で面白い。
ナンセンスで笑える。

中島らもの描いた六コマ漫画に「昔、寒山と拾得という男がいてな……」というのがあったが、このことかと納得した。
これも意味不明でナンセンスな漫画だった。

手品と魔術

先日の読書会のこと。

ウェルズの「マジック・ショップ」という作品があって、翻訳者はなぜこれを「手品の店」と訳さなかったのが不思議だった。

そして今頃気づいたのだが、"magic"には「手品」と、もう一つ「魔術・魔法」という意味がある。
主人公はこのマジック・ショップに入り、男に奇怪な「マジック」を見せられる。そして悪魔まで出てくる。
つまりこれは、「手品の店」と「(いかがわしい)魔術の店」という二つの意味があって、ウェルズはその二つの意味を込めて"The magic shop"と名付けたのだろう。
「手品の店」と単純に訳すると、その妖しい意味合いが伝わらないのだ。

この作品の中で、男が「ここは本物のマジック・ショップです」というシーンがあるが、これは「本当の魔術を使う店なのです」と言う意味だったに違いない。
単純なことだが、いまさら気づいた次第だ。

『フォークナー短編集』

『フォークナー短編集』、いちおう読了。

なんだか、ごたごたしてよくわからない。
しかし、何かすごいことが書いてある……気がするので、もう一度読み返すことにする。

司会の構成も、なんとなく頭の中で組み上がってきた。

読書しない読書会

本を紹介する読書会ってやたらとあるけど(実は読書していないのだが)、あれは何のために存在するのだろう。

僕も前に試しにやってみたが、あまり面白くなかったのでやめてしまった。
一つの本をみんなで読む読書会より遙かに多いのだが、あれはどういうニーズを満たしているのだろう?
不思議でならない。

『大人の探検 奇祭』を刊行

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『大人の探検 奇祭』(実業之日本社)を7月30日に刊行しました。

・天狗に卵を無理やり食わされる 「強卵式」
・神社の境内で男が意味もなく転び続ける 「神ころばしと七十五膳」
・頭にシュロをかぶった怪物が子供を襲って袋に詰め込む 「ヨッカブイ」
・青森のキリストの墓の周りで盆踊りを踊る 「キリスト祭り」
・生身の女性をヒヒの生贄に捧げる 「一夜官女祭り」

 ……など、全部で二十一の奇祭を取り上げています。
 私が今まで取材した奇祭の集大成です。

 私と女性編集者の鈴木さんが一緒に奇祭を観に行き話しをする、対話形式という新しい手法を用いています。

 冒頭のカラーグラビアを含め、写真を多く掲載し、注釈も充実させて、より多面的に奇祭の真実を知ることができるようになっています。イラストもなかなか味があります。

 奇祭だけではなく、夜這い、人身御供、乱交としての盆踊り、マレビト崇拝といった、日本文化の影の部分にも焦点を当てています。 
 この本で、日本文化の隠された一面が見えてくると思います。

 書店で見かけましたら、ぜひお手に取ってみてください。

 
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子供を袋詰めにする妖怪ヨッカブイ。その目的は……?

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