杉岡幸徳の著作

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謝罪会見

もはや日本の伝統文化になりつつる謝罪会見は、「謝罪道」といった一種の芸能にしたらいいと思う。首の曲げ方、声の出し方、手の差し上げ方もすべてマニュアル化して芸能化する。家元制を作り、謝罪道一段二段といったシステムを作る。

ラッスンゴレライを右から左に受け流す

「ラッスンゴレライ」が原爆を意味していて、あのコントは在日朝鮮人の日本人に対するヘイトであるという説を聞いて、「よくできたジョークだな」と関心していたのだが、これを本気で信じて広めている人がいると聞いて驚いた。

このコントが「反日左翼の謀略」なら、何年か前にはやったムーディー勝山の「右から左に受け流す」はどうなるのだろう。

これは見事に「右翼から来たものを左翼に受け流す」という意味になり、完全なる「反日左翼の歌」になってしまうのだが、何であのとき一部の日本人は騒がなかったのか。


おそらく、ここ10年以内で、日本人の質は恐ろしく劣化しているのだと思う。
そしてその始まりは、残念ながら3.11だったと考えざるを得ない。

8.6秒バズーカの過ちは、日本にはここまでアホな連中がいる(想像を絶するほど!)ことを計算に入れてなかったことであろう。

不正は正しい(ある旅芸人の生活)

その旅芸人は、都営アパートに住んでいた。
と言ってもすでに引退し、年金をもらっている。
ただし、年金だけでは生活できないので、生活保護も貰っている。

ところが、奥さんは今も時々芸人の仕事を受けていて、そのことは役所に隠しているという。

いわゆる生活保護の不正受給を目の前で見たのだが、別に腹は立たなかったし、役所に密告する気にもならなかった。


人間には、生きるためには不正を働く権利もあるのである。

マイルド

三浦マイルドさんとは前に関西のテレビ番組で、一緒にシュールストレミングを食べたことがあった。
とてもおとなしく謙虚な人で、けっこう気が合った。それは周囲の人からも言われた。
ギャグは今一つわからなかったが、すごい出世したものですね。

アニメ紙芝居

昭和館の紙芝居展を取材を兼ねて見に行く。

鉄腕アトムの3D紙芝居なるものをやっていたのが、演じ手がたぶんアラフォーの声優の女性。なぜかメイド服を着て登場。

声はもちろんアニメ声で、しかもアニメ張りのオーバーアクションで、ちょっと引いてしまった。試みとしては面白いんだけどなあ。
アニメオタクはこれで随喜の涙なのだろうか。

恐るべき錯誤

目の錯覚だろうか。
「佐々木希」という文字を見ていたら、一瞬「樹木希林」に見えてしまった……。

Punk girl

最近、小向美奈子から目が離せない。
パンクで、いい女じゃないか。
次の行動が予想できないのもいい。
そういえば、二年ほど前に、美奈子ちゃんが「芸能界の枕営業」について週刊ポストに暴露した時も、雑誌を買ってしまった。
あの頃から注目していたのか。

薔薇

黒木メイサって、なんであんなに綺麗なんだろう。
毒々しい、凶々しい薔薇のような美。
かつての高岡早紀のような。

ムーディ勝山は面白い

いや、最高です。ムーディ勝山さん。

彼は吉本の芸人で、インチキくさい髭を生やし、タキシードを着て、あまりにムードの溢れかえった服装で、意味不明な歌を歌う。
彼のオリジナルの「ムード歌謡曲」は、

「右から来たものを左へ受け流すの歌」
「数字の6に数字の5を足したの歌」
「2日前から後頭部に違和感がある男の歌」
「窓から虫が入ってくるのを気にしない女の歌」
「19時に始まり21時半に終わる披露宴の歌」

など、どれも感動的で、すばらしい歌ばかりである。

すでに有名だが、「右から来たものを左へ受け流すの歌」は次のような歌だ。


右から 右から何かがきてる
僕はそれを左に受け流す

いきなりやってきた
右からやってきた

ふいにやってきた 右からやってきた
僕はそれを左へ受け流す

右から 左へ受け流す
左から右へは、受け流さない

右から右から そう右からきたものを
僕は左に受け流す

もしも あなたにも
右からいきなりやってくることがあれば
この歌を思い出して そして左に受け流してほしい

右から来たものを左に受け流すの歌

……

ああ この東京砂漠


これを、「いったい何が右から来ているんだ?」「東京砂漠とは何だ?」と真剣に考える人は、おそらくこの歌のおもしろさはわからないだろう。


Yahoo知恵袋を見てみると、「ムーディ勝山はどこが面白いんですか」という質問がやたらと多い。つまり、彼のおもしろさがわからない人も、また多いのだ。
これは、彼の歌が「ナンセンス」だからだろう。何にでも意味を追い求める人、「すべての歌や本には何か言いたいことがある」と信じている人、つまり「真面目な人」は、彼のおもしろさがわからないだろう。
つまり、ナンセンスをナンセンスなままに楽しむことが必要なのだ。

「右から左」もすばらしいが、同じくすばらしいのが「数字の6に5を足したの歌 」だ。これはナンセンスの極みであり、傑作である。ムーディのすばらしいところは、こういう意味不明な歌を、真剣に、熱く歌うことだ。
そして、実は彼は歌がうまいし、声もいい。彼の芸を底辺で支えているのは、彼の歌の実力だろう。本当に歌の下手な人間がこの歌を歌っても、全然面白くないはずだ。

数字の 6に 5を足した

数字の 6に 5を足した

いきなり足してみた 数字の6に足した

不意に 5を足した ちょっと足してみた

僕は数字の6に 5を足した

数字の 6に 5を足した

電卓も使わず頭の中で暗算した

だから 今夜だけ 隣で眠らせて

そして数字の6に 5を足して

今夜 1度だけ 数字の6に数字の 7を足してしまいたい

けれどやっぱり 5やないとあかんねん

今夜も数字の6に 5を足すねん

数字の6に 数字の5を 足したの歌

あー 横浜ベイブルース

「いったい何が言いたいんだ?」
と聞かれても困る。おそらく、言いたいことなんてないんだから。

「薔薇の花に『なぜ』はない。薔薇の花は咲くから咲く」
というドイツの詩人の言葉があったが、本当に美しいもの、面白いものには初めから意味はないし、また、あってはならないのだ。

藤竜也の横でおしっこをする

Jun11_1803

昨日、今度僕が出る映画"I Am A Curious Gaijin"の監督&プロデューサーの藤森さんに誘われて、原宿の明治神宮会館に、「ショートショートフィルム・フェスティバル アジア2006」を見に行った。
世界中の15分以内の短編映画を集めて、その優秀作を表彰するというものである。
審査員には青山真治さん、藤竜也さんなどがいた。
見事最優秀賞の栄誉を勝ち取ったのは、アジア部門の"The last chip"というギャンブルに関わる作品だった。

そのこととは全く関係なく、休み時間に僕がトイレに向かうと、隣の「あさがお」に、口髭をはやしたダンディなスーツ姿の男が立ち、ジッパーを開けはじめた。

僕がその人を何気なく横目で見ると、なんとそれは有名な俳優で審査員もしている藤竜也さんではないか。
彼はハードボイルドに鼻歌を口ずさみながら(嘘だけど)、悠然と用をたしていた。

僕は別に「男」の長さや大きさを比べたりはしなかったが、偉大な男優の横でおしっこするという栄誉に包まれ、体が震えた。
僕は将来、芸能人か俳優になろうと思っているのだが、その僕の栄光に満ちた未来を予感させるような出来事だった。

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