杉岡幸徳の著作

2017年12月
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トランプの本音

トランプが今まで言ってきたことを次々と覆している。
彼の言う「本音」なるものが、実は最も嘘くさい建前だったことがわかる。

やたらと「本音で語る」ことを主張する人間を信用しない方がいい。
本音とは、そう簡単に口にできないものだからだ。

なんの中身もない、空疎な"Make America great again"なるスローガンが、建前でなくてなんなのか。

Don't vote.

森達也さんが「若者は棄権しろ」と言っているのは、彼なりの逆説だろう。

だいたいおっさん連中が「投票せんかい」と言うたびに、若者は「うっせーな、この野郎。誰が投票するかよ」と思うものだ。

「投票するな」と言われて、初めて投票したくなるものだ。

パン屑のトリクルダウン

トリクルダウンとは要するに「おこぼれ」である。

上流階級が優雅な食事をしていて、「貧乏人はテーブルからパン屑が落ちてくるのを待ってろ」というわけだ。

しかし、その「パン屑が落ちてくる」のがすでに嘘だとすれば……。


さっさとテーブルをひっくり返し、上流階級の連中を蹴飛ばし、料理を自分手でもぎ取ってやれ。

投票率

おっさんが「国民の義務だから選挙に行け」などと説教するから、若者がうんざりして選挙に行かなくなることに、いい加減に気づいた方がいい。それとも、投票率を下げるためにわざとやっているのか?

東京都痴事選挙

毎回、都知事選にはおかしな立候補者が出てくるので楽しみにしているのだが、今回は案外逸材が少ない。

一人、まるで指名手配犯みたいな不穏な顔をした人がいた。
この人の文章を読むと、築地市場でカドミウムの調査をしていると、警官に尾行され、襲われそうになったので思わず出刃包丁で刺したら殺してしまった。
逮捕されたが、精神鑑定されたうえで釈放され、病院に入れられたが、「自分は気が狂っていない」ということを自分で立証し、病院を出た。それで今回立候補したという。
どこまで本当のことかわからない。この人のウェブサイトに詳細が載っているらしいが、見るのも面倒くさい。

この人よりも、元航空自衛隊のトップだった人のほうが、奇矯さでは優れている。
「貧乏人は金持ちのおこぼれにあずかって生きろ」だの「福一の汚染水でコーヒーを沸かして飲んでも大丈夫」などと真面目に主張しているのだから。
明らかに奇抜さではマック赤坂を超えているので、この人が今回の立候補者の奇人No.1だろう。

反・電話論序説

とにかく電話が苦手だ。
声しか聞こえない、霧のような存在と会話をするのは、ある種の深刻な恐怖を感じる。よほど親しくなった人は別だが。
僕は本質的に、肉体しか信じないのである。

一番嫌なのが、最初に出た人に「~という用件です」と伝えているのに、担当の人に代わると、先ほどの用件を再び繰り返さねばならないこと。


なんという非効率さだろう。
この非効率さゆえに損失した時間や利益は莫大なものがあると思う。
よく世人はこんな不条理に甘んじているものだと感心する。
ある人は、「用件は先ほどの人に聞いてください」と返すのだと言っていたが、僕もそうやってみたい。


この地球上から電話がすべて消滅したら、どれほど住みやすくなるだろうか。

フクシマの中のストックホルム

想像の「フクシマ」ではない現実の「福島の物語」を感じてほしい


こういう文章が出てくるところに、問題の深刻さを感じる。
言うまでもないが、被害者の言うことが常に正しいのではない。
だいたい、原発問題においては、日本人全体が被害者である。

福島で原発にひどい目に遭わされながらも、原発を推進する自民党を支持する。理解しがたい心情だ。
申し訳ないが、ストックホルム症候群に近いものを感じる。とても共感できない。

自分自身の問題は、決して自分では気づかない。それは外部の人間に教えてもらうしかない。
だから、外部の人間を排除しても問題の解決にはならないのである。

権力と奇人

いまさら思うが、選挙の立候補者の奇人・変人の割合はあまりにも高すぎないか。
現実世界では100人に一人もいないようなおかしな人が、立候補者になると10人に一人くらいいる。
これはなぜだろう。選挙というシステムに、頭のおかしな人を吸い寄せる何かがあるのだろうか。
ちょっと考えてみたい。

今回の僕の選挙区で立候補しているのは30人ほどか。その中で、僕が勝手に「奇人」と判定したのは5人ほど。あまりにも多すぎる。たいていは無所属だが、聞いたこともない妙な政党から立候補しているケースもある。

公約折込チラシ

選挙の公約折込チラシを初めて読んだが、なかなか面白い。
一人、「キャッシュカードの廃止」を主張している人がいた。
この人によると、不況のすべての原因はキャッシュカードである。人間は現金を見ると使いたくなる。だから給与の現金給付を復活させると、日本経済は復活する……らしい。
これほどクレジットカードやウェブマネーが氾濫している現状では非現実的だと思うが、発想は面白い。あまりにも古臭すぎて逆に新しい。
それと、相も変わらずマック赤坂が出馬しているのには感心した。
この人はこの前新潟知事選に出ていたはずだが。あれはどうなったのか。
「奇人・変人を育てる教育を!」と主張しているのが面白かった。

非亡命者の孤独

しかし、スノーデンの孤独と恐怖はどれほどのものか……。
いま、世界で最も孤独で悲劇的な男だろう。

国籍を勝手に剥奪されたあげく、口先だけの反米国からも亡命を拒否され、モスクワの空港からも退去を命じられているのだから。

彼は今、金魚鉢の金魚のように、シェレメチボ空港のトランジットルームに閉じ込められている。

しかも、その金魚鉢は今にも破壊されようとしている……。

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