杉岡幸徳の著作

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欠点は決して修正するな

ダーウィンの『種の起源』が歴史に残ったのは、欠点が多かったからだと言われる。欠点が多いからこそ、多くの者の反論を呼び、結果的にこの本を歴史的な書物に仕立て上げてしまったのだ。

実は、同時期にほぼ同じ内容の論文が他者の手により出たのだが、それは隙がなく完璧に書かれていた。しかし、それ故に反論を呼ばず、歴史の中に埋もれてしまったという。

だから、作家は決して欠点や反論を恐れるべきではない。むしろ、頭のいい作家なら、わざと分かりやすい欠点を仕立て上げ、そこに反論を呼び込むように、意図的に創りあげるだろう。

欠点とは、芸術家にとっては、個性や美点の異名である。芸術家は決して欠点を修正するべきではなく、むしろそれを拡大すべきなのである。

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