杉岡幸徳の著作

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バカとアホの伝説

「関西人にバカと言ったら怒るが、アホと言えば怒らない」というのは都市伝説だと思う。「バカ」で本気で怒る関西人が何パーセントくらいいるか、本気で調査したことあるのだろうか? そう言えば昔の中島らもの本にも「最近の関西人はバカといっても怒らない」とあった。

これほど東京弁や標準語が浸透している時代に、バカとアホ程度でそれほど情況が変わるわけないのだ。

食のタブーと宗教

そもそも、「××を食べてはいけない」というのは宗教である。

イスラム教の豚、仏教の肉、ビーガン、そして糖質制限ももちろん宗教に間違いない。
だからこそ、やたらと攻撃的で非寛容なのである。

タワマンとラーメン

タワマンに棲みたいと思う心理と、ラーメン屋の行列に並ぶ心理は似ている。

どちらも、群れていたい、みんなと同じことをしていたいのだ。
だから、本質的に、タワマンが本当に住みよいのか、そのラーメンが美味しいのかはどうでもいいのだ。

「地震が起きて停電して、エレベーターがすべて止まってしまったらどうするんだ」
などという疑問も無意味である。
彼らは実は、みんなで平等に停電に苦しむこと望んでいるのではないか。

反・下町としての浅草

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隅田公園で見たミュージシャンのおっさん。発泡スチロールをドラム代わりに叩いている。

みすぼらしいが、よく考えるとこれはヒップホップと同じである。ヒップホップは、もともと楽器を買えない貧乏な黒人が、段ボール箱などを叩きながら路上で喚いていたのが始まりだ。

だとしたら、これは、新しい音楽の誕生の瞬間に巡り会えた、と言えなくもない。

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橋の下の封鎖されたパン屋。
何がF1なのかは不明。


浅草は、もはや下町ではない。
正しくは「下町を装ったテーマパーク」で、下町の雰囲気に惑わされた観光客から有り金を巻き上げる人情の町である。
その証拠に、ランチが2000円したりする。
とても下町価格とはいえない。

もっとも浅草らしい、下町らしいと思ったのは、天ぷら屋でも饅頭屋でもなく、トルコ人の経営するケバブ屋だった。
もともと下町というのは、得体の知れないよそ者が流れ着き、得体の知れない商売を始めるところに真骨頂があったのではないか。

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