杉岡幸徳の著作

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手品と魔術

先日の読書会のこと。

ウェルズの「マジック・ショップ」という作品があって、翻訳者はなぜこれを「手品の店」と訳さなかったのが不思議だった。

そして今頃気づいたのだが、"magic"には「手品」と、もう一つ「魔術・魔法」という意味がある。
主人公はこのマジック・ショップに入り、男に奇怪な「マジック」を見せられる。そして悪魔まで出てくる。
つまりこれは、「手品の店」と「(いかがわしい)魔術の店」という二つの意味があって、ウェルズはその二つの意味を込めて"The magic shop"と名付けたのだろう。
「手品の店」と単純に訳すると、その妖しい意味合いが伝わらないのだ。

この作品の中で、男が「ここは本物のマジック・ショップです」というシーンがあるが、これは「本当の魔術を使う店なのです」と言う意味だったに違いない。
単純なことだが、いまさら気づいた次第だ。

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