杉岡幸徳の著作

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »

空白

「すべての芸術家は、人生の半ばの時期に、重大な精神的危機に直面する。
そして、数年間の何もしない空白の期間を過ごした後、新たなる創造の道に入る」
(ダニエル・レビンソン)

第32回 東京読書会レポート

第32回目の東京読書会のレポートをアップしました。

テーマはアゴタ・クリストフの『悪童日記』でした。

反科学こそ、正しい。

STAP細胞 確信なくなった


恐ろしいことに、小保方氏はいまだ行方不明。

今回知ったのは、科学論文の「共著者」というのは実は名前を貸しているだけで、執筆はおろか、その論文を読んですらいないことがある、ということだ。
今回も筆頭執筆者の小保方氏以外、論文の内容をろくに知らなかったのではないか。

とりあえずこのたびの事件で、科学者というのはいつも冷静で客観的で公正なものだ、という僕が勝手に作り上げていたイメージは、美しく崩れ去った。
ちょうど、聖職者が汚職や幼児性愛に手を染めていることを知った時のような感じだ。

正当さ

おかしいものは正しい。

合理的なものは、すべて非合理である。

宗教としての科学

やはりSTAP細胞は捏造だということで決着がつきそう。
STAP小保方はベートーヴェン佐村河内とともに、詐欺師の歴史に名を残しそうだ

今回の騒動でよくわかったのは、「科学には再現性がある」というのは極めて怪しい話であり、一度も再現されていない科学論文は山ほどあるということだ。

再現するにしてもお金と機材が必要だから、世界で数人しか再現できなかったりする。
つまり、その数人が共謀すれば「科学的事実」とやらは簡単にでっち上げられるのである。

「科学とは新しい形の宗教だ」とよく言われるが、その真の意味がわかってきた。

4/6 東京読書会33 トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』

1_201403061337249bd.jpg


第33回目の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。

【日時・場所】 4月6日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室6
 
・17時~ 食事会
 福の花

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 20名
 
【テーマ】
トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』

---------------------------------------------------------------------
文学を、そして音楽を愛し、美への限りない憧れを抱くトニオ。

そのあまりにも細やかな感性は、一少女との恋愛にも堪えられぬものだった。

永い放浪の末、文名はあがるが、芸術と生活の葛藤はいっそう強く彼をとらえる。

この小説はトーマス・マンの若き日の自画像であり、青春の喜び悩み悲しみを、美しく奏でた青年の歌である。
---------------------------------------------------------------------

この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、ブログ、Facebook、mixiで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさま、お気軽にお越しください。

「麻生さんから内密な依頼がありまして……」

偽ベートーヴェンもそうだが、とにかく詐欺師というのは本当に興味深い人種だ。
トーマス・マンが詐欺師の小説を書いた理由がよくわかる。

今話題になっているビットコインについてだが、これをしきりに宣伝し続けている社団法人日本デジタルマネー協会は、今回のマウント・ゴックス倒産事件についてはほとんど触れず、いまだビットコインの素晴らしさを喧伝し続けている。

この団体の理事を務めている人物が、FBにこんなことを書いている。


実は麻生さんから麻布繋がりで内密な依頼あって、3本目の矢はビットコインでした。この分野では圧倒的に進んでますw


これはどういうことだろう。
「麻生さん」とは麻生太郎財務大臣であり、「3本目の矢」とはアベノミクスのそれを指すのだろうか。

しかし、「ビットコインは破たんするのはわかっていた」と発言した麻生太郎がこんな人物に「内密の依頼」をするわけがない。

これは、明らかにミスリードを狙った書き込みだろう。
「麻生さん」とは、近所の「麻生青果店」とかの店主のおっさんであり、「三本目の矢」とはこれまた近所のスナックか何かの店名なのだろう。

よって、この書き込みは日本政府や財務省とは何の関係もない文章、ということになる。

これを読んで「そうか、日本政府がビットコインに肩入れしているのか……」と思い込んで思わず大量のビットコインを買い込んで破産しても、それは勝手に「誤読」した奴が悪い、ということになる。

見事、というか、見え見えの策謀だ。

The Great Bit Coin Swindle

今更ながら、ビットコインに興味が湧いてきた。

「正体不明の著者の論文に基づき誕生した」という胡散臭さがすごい。

もっとも、人類も初期は貝殻などを通貨にしていて、しかもそれを始めたのが誰なのかはわからないのだから、大した違いはないのかもしれない。

こういう胡散臭いウェブサイトがあるのもなかなかいい。
(日本デジタルマネー協会)

いわく、
「ビットコインの仕組み自体は、セキュアだ。非常にセキュアで、これをハックするというのは極めて困難を伴う」

このサイトのトップページには、マウント・ゴックスの倒産騒動のことは、なぜか一行も触れられておらず、何もなかったのようにコンテンツがを更新されている。

FBにも日本デジタルマネー協会のコミュニティがある。
なんか、いかにも金の亡者とか、いまだにビットコインの未来を盲信している人々が集まっていて、ある種の人間たちのサンプルとしては興味深い。

« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »