杉岡幸徳の著作

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クンデラと私

「クンデラとは友達になれそうにないなあ」
とその人は言った。

先日の東京読書会、ミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』の回の後の、食事会の時である。

いわく、クンデラは眉間にしわを寄せて気難しく、理屈っぽく見える。とっつきにくそうで、到底お友達にはなれそうもない、と。


しかし、僕がクンデラのポートレートから受けた印象は違った。

彼は肉体的にも精神的にもタフで、いかにも「革命の闘士」という感じがする。
理屈っぽく、シニカルだが、どこか口元に微笑を湛えている。

これは、いかなる悲劇的な出来事に遭遇しようとも、常にユーモアと余裕を忘れない、強固な精神の持ち主であることを示している。
そうでなければ、プラハの春を闘い、チェコの市民権を剥奪され、パリに亡命したうえで、あのような壮大な小説は書けないだろう。


僕も少し理屈っぽいところがあると思うので、たぶんクンデラに実際に会うとけっこう話が弾むと思っている。

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