杉岡幸徳の著作

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枯葉

やはり秋や冬はマイナー調の歌が似合う。
このところ、枯葉や自作の短調の曲ばかり弾いて歌っている。
スターリンのアーチィスト/マリアンヌもいい。黒い情念に包まれた曲だ。

戦慄

この世で最も恐ろしいことは、死ぬことではない。

死ねないことだ。

琥珀蟲

琥珀の中に 蟲のように閉じ込められたおまえ

這い出すこともできない

飛び立つこともできない

それで満足か?


瑪瑙の朝焼けの中で悶えろ

白銀の月光の中で焼かれ死ね

それが楽しいか?


逃げることしかできないか

逃げ出すこともできないか


泣きたいか

泣くのが嬉しいか


それならそれでいい

おまえはいつもそのままだ


おまえは琥珀の中に沈んでいく蟲だ

音楽の衝動

猛烈にバンドがやりたくなってきた。僕はギターと歌ができるから、あとひとつメロディ楽器。ピアノ、バイオリン、バンドネオン、サックス、クラリネット、何でもいい。誰かいないだろうか。

Winter Blues

僕はだいたい冬は調子が悪い。
気分が憂鬱になり、悲哀感を感じ、何もやる気がしなくなるのだ。
(日照量が少ない、北欧の人に多い現象らしい)

今年もそろそろそれが始まっている。
動物の冬眠と同じで、これは自然の理にかなったことなのかもしれないが、できればこの季節は大人しくしておきたい。
イメージとしては、真っ暗でまったく明かりも出口も見えないトンネルの中で、一人凍えているという感じだ。

前に冬に本を書いたことが二回ほどあって、これは本当に大変な体験だった。
ただ、静かに眠っていたい気持ちなのだ。

12/8 東京読書会29 中勘助『銀の匙』

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第29回目の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。
(読書会のみの参加もOKです)

【日時・場所】 12月8日(日)
・15時~17時 読書会
 ルノアール四谷店 会議室6
 
・17時~ 食事会
 福の花

【費用】
・読書会……1000円(飲み物代と部屋代込み)
・食事会……3000円程
     
【定員】 20名
 
【テーマ】
中勘助『銀の匙』

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書斎の本箱に昔からしまってあるひとつの小箱。

その中に、珍しい形の銀の小匙があることを私は忘れたことはない。

その小匙は、小さな私のために伯母が特別に探してくれたものだった。

病弱で人見知りで臆病な私を愛し、育ててくれた伯母。隣に引っ越してきたお恵ちゃん。

明治時代の東京の下町を舞台に、成長していく少年の日々を描いた自伝的小説。

夏目漱石が「きれいだ、描写が細かく、独創がある」と称賛した珠玉の名作。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、mixi、Facebook、ブログで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさん、お気軽にお越しください。

ある学者たちの戦い

学者というのは本当に暇な人種だと思う。

夏目漱石の『こころ』に出てくる先生の遺書について、「これは公開されたのか否か」という激しい論争が巻き起こっているらしい。
(すでにいろんな出版社から出版されているのに、公開されたか否かもないもんだが)

いわく、
「先生は公開するなと言っているのに、青年が公開するのはおかしい」
「勝手に公開すると著作権の侵害に当たるのではないか」
とか、いい齢をした教授連中が真剣に議論しているらしい。


「あのな、これは『小説』なんや」
と彼らに教えてあげたいが、やはり学者にはならなくてよかったと思う。

ちなみに、英語のshcolar(学者)とは、もともとラテン語で「暇な人」という意味である。

今だ、今やれ

「半沢直樹はありえない」という米国人の言い分


「出世したら好きなことができる。だから今は我慢しろ」
という、よく聞くお説教は本当だろうか。

ちょっとくらい出世しても、
「まだ上があるから、あとちょっとの我慢……」
というふうに、延々と願望が先延ばしにされていくうちにクビか定年になるか、

出世したら出世したらで、俗塵にまみれた結果、若いころにやりたかったことなど馬鹿らしく思えてやる気がなくなるか。
そして、昔はあれほど軽蔑していた、腐敗し堕落した上司と同じように、清新な若手を弾圧し始めるか。

このどちらかだと思うのだが。


やりたいことがあるのなら、今やれ。
この瞬間しかない。

テーブルの上の叛逆

食材偽装:「修学旅行の思い出台無し」 奈良・三笠

近鉄系のホテルや旅館でメニュー表示と異なる食材を提供していた問題で、奈良市の「奈良万葉若草の宿三笠」は、修学旅行生が多く宿泊する施設だった。利用した学校の関係者からは「修学旅行は生徒の思い出に残る行事なのに……」と憤りの声が聞かれた。


「中高生のガキどもに味なんかわからへんやろう」
と嘯きながら、笑って産地偽装したのだろう。

修学旅行と言えば、僕にも思い出がある。
高校の修学旅行の時、阿蘇で泊まったホテルが、昔天皇が泊まったホテルだとか言っていて、ロビーに生徒たちが座らせられ、支配人の「このホテルはいかに格式の高いホテルなのか」という自慢話を延々と聞かされた。

夕食は気取ったフレンチだった。
だが、僕はホテルの高慢ぶりがどうも気に入らなかったので、フレンチでのテーブルマナー(ナイフ、フォークを外から取っていくなど)をすべて逆にやってやった。
子供っぽいが、これが僕のせめてもの叛逆だった。

今から考えると、ここのフレンチも相当出鱈目な料理を出していたんだろう。
僕のテーブルの上のささやかな叛逆は、正しかったと思う。

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