杉岡幸徳の著作

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Hare-hunting

二兎を追う者は三兎をも得る。

一兎を追う者は一兎をも得ず。

天才と偶像

生きている間に天才と呼ばれる芸術家は、生きている間に自分の銅像を建てる政治家と同じくらい、胡散臭い。

"Summing up"

次回の読書会のテーマ『月と六ペンス』を読み始める。

こんな読みやすい小説は久しぶりだ。さすがは「通俗作家」モーム。
彼のエッセイ集"Summing up"を、大学受験の時に英語の勉強のために読んでいたことを思い出した。

この世からいつまでも悪がなくならない理由、それは悪はあまりにも美しすぎ、魅力的すぎるからである。

マイルド

三浦マイルドさんとは前に関西のテレビ番組で、一緒にシュールストレミングを食べたことがあった。
とてもおとなしく謙虚な人で、けっこう気が合った。それは周囲の人からも言われた。
ギャグは今一つわからなかったが、すごい出世したものですね。

中二の魂を持ったおっさん

PC遠隔操作事件の犯人については、前回の読書会後の食事会でも話題に上がった。

「犯人は中二くらいに違いないね。こんな幼稚でくだらない犯罪を犯すのは子供だよ」
という意見が多い中、僕はひとり
「犯人はおっさんだよ」
と主張した。
「子供というものは、けっこう大人びたものだ。子供は逆に子供らしい犯罪など犯さないんだよ」と。

結局、「中二の魂を持ったおっさんだろう」という結論に落ち着いたが。


今日捕まった容疑者は30歳だから、とても微妙な年頃だが、いちおうおっさんだと言ってもいいだろう。
この人もまたPCを遠隔操作された被害者でなければ、の話だが。


こういう犯罪は、中二は心の中では妄想していても、現実には馬鹿らしいので実行しない。
中二の世界の外は、もっと明るい光と風に満ちている。
彼らはそれを呼吸して生きている。

本当に実現してしまうのは、社会に絶望し、鬱憤や鬱積の溜まったおっさんであると直感的に感じていた。
このプロファイリングは正しかったと思う。

ポートレート

先日、四谷にギターの流しを取材に行ったら、どういうわけか着物姿の女性が付いていた。

彼女は漫画家で、流しにリクエストした人の似顔絵を即席で描いてくれる。

それで、その時彼女が描いてくれた作品がこれだ。

上手く描けているので、ポートレートにでも使わせていただこうかと思っている。


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焼き尽くせ

芸術を破壊し、焼き尽くすことこそ真の芸術行為だ。

ドラクロワも、きっとそれがわかっていたはずだ。


芸術を愛するのは、単なる俗物だけである。
真の芸術家は、本心では芸術を憎み、倦怠し、この世界から芸術を絶滅させようと考えている。

死と破滅こそ、真の芸術的行為である。


フランス北部ランスのルーブル美術館分館で7日、女(28)が展示中の仏巨匠ドラクロワの名画「民衆を導く自由の女神」に落書きする事件があった。女は警備員と客にすぐに取り押さえられた。


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僕らは時代の最先端にいた

10年ちょっと前、僕は一軒の風呂なしアパートに住んでいた。

一軒家で、一階には大家のおばあさんが黴とともに寝転んでいる。
二階に上がると狭い部屋が三つある。台所とトイレは共同だ。

住んでいたのは男三人。
そこで僕らは夜な夜な安酒をかっ喰らい、ギターを弾きながら朝まで叫び、歌ったものだ。


なんだかアナログでアナクロな生活のように思えるが、よく考えると、これは今流行の「シェアハウス」と同じではないかと思い始めた。

つまり、僕らは時代の最先端を突っ走っていたのだ。

筋を通す

筋を通すことなど、簡単なことだ。

想像力も柔軟性もなければいいだけだ。

愛と誠の糾弾合戦

女子柔道の体罰の問題。
女を集団で放っておくと恐ろしいなあ……と改めて実感する。

体罰は本当にあったのだろうが、告発した14人の中には、
「本当は私はどうでもいいけど、みんな訴えるって息巻いているし、同調しないと仲間外れにされそう……」
と思って仕方なしに糾弾仲間に加わった者も絶対にいるはずだ。

もちろん、古臭い柔道関係者の体罰・根性至上主義を肯定しているわけではない。
しかし、糾弾している者たちの間にも、体罰以上に恐ろしい「同調圧力」が働いているのではないだろうか?
14人もの人間がいっせいに、同時に行動を起こすこと自体が不自然に思える。
本来なら、別々に告発があってもおかしくないはずだ。というか、そちらのほうが自然ではないか。
だいたい、男の選手からの告発が今のところ一切ないのも不思議である。

女子学生には一緒にトイレに行く「トイレ友達」がいるとか、OLが一緒にランチを食べないと仲間外れにされるとか……、
その種の不気味な抑圧が背後に隠れているような気がしてならない。

第19回 東京読書会レポート

第19回目の東京読書会のレポートをアップしました。

テーマは川端康成の『雪国』でした。

3/3 東京読書会20 モーム『月と六ペンス』

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第20回目の読書会を開催します。
終了後、食事会もあわせて開催します。
(読書会のみの参加もOKです)

【日時・場所】 3月3日(日)
・16時~18時 読書会
 備屋珈琲店(恵比寿) 貴賓室 ROOM WEST
 
・18時30分~ 食事会
 なごみ 奥座
 
【費用】
・読書会……各自のお茶代+部屋代(300円程)
・食事会……3000円程
     
【定員】 10名
 
【テーマ】
サマセット・モーム『月と六ペンス』

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~芸術的情熱に取り憑かれ、すべてを破壊した男の生涯――。画家ゴーギャンの破天荒な人生に着想を得た傑作長編小説~

平凡な中年の株屋ストリックランドは、妻子を捨ててパリへ出、芸術的創造欲のために友人の愛妻を奪ったあげく、女を自殺させ、タヒチに逃れる。

ここで彼は土地の女と同棲し、宿病と戦いながら人間の魂を根底からゆすぶる壮麗な大壁画を完成したのち、火を放つ。

ゴーギャンの伝記に暗示を得て、芸術にとりつかれた天才の苦悩を描き、人間の通俗性の奥にある不可解性を追究した力作。
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この作品について、お茶を飲みながら自由にトークします。
真面目な話をしなくてかまいません。脱線も歓迎。
脱線をしながら、色んな芸術分野に話の翼を広げていくのが理想です。
今までの会の様子はこちらをご覧ください。

なお、mixi、Facebook、ブログで同時に募集します。

参加ご希望の方は、こちらまでメールをお願いします。
食事会に参加ご希望の方は、その旨もお書きください。
みなさん、お気軽にお越しください。

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