杉岡幸徳の著作

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叛逆者

貧しい者は慈善行為をありがたがっているとよく聞かされる。
中にはそういう者もいるだろう。しかし、貧しい者の中で最高の者は、決してありがたく思ってはいない。
彼らは感謝の念がなく、不満で、不逞で反抗的である。そうあるのが正しいのだ。
なぜ金持ちの食卓からこぼれ落ちるパン屑をありがたく頂かねばならないのか?
彼らは食卓についているべきなのだ。そして、そのことを知りかけている。

人間は餌の悪い動物のように生きるべきではない。
そんな生き方は拒否すべきであり、盗みか税金かでやっていくべきである。後者は多くの者によって盗みの一種と考えられているが。
強盗より乞食のほうが安全だ。しかし、乞食より強盗のほうが素晴らしい。
感謝の念がない、倹約的でない、不満で反抗的な貧乏人こそ真の個性であり、彼らの中には多くのものがある。
人間の歴史を進歩させるのは不逞であり、不逞による叛逆である。

権力者が扇動者に対して放つ言葉は、言うまでもなく正しい。
扇動者とは干渉したがるおせっかいな連中であって、満足しきった社会階級の中に乗り込んで、不満の種をまき散らす。
だからこそ扇動者は絶対に必要なのだ。今日の不完全な状況に置いては、扇動者がいなければ、文明の前進などない。
(オスカー・ワイルド)

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