杉岡幸徳の著作

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作家と狂気

『文豪はみんな、うつ』という精神科医の書いた本を読んでいる。
昔から、いわゆる病跡学には興味がある。
この本に出てくる文豪10人――漱石、芥川、太宰、川端、中原中也など――のうち、七人がうつ病か統合失調症だという。
なお、谷崎潤一郎は強迫性障害だったと診断されている。

統合失調症にはネオロギスム(言語新作)という症状がある。これは、存在しない言葉を勝手に創り出してしまうことだ。
そしてこれは、新しい表現を生み出すべき作家や詩人にとっては、必須の資質なのかもしれない。
ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』などは、まさに統合失調症患者の書いた作品、と言うべきなのだろう。

北杜夫が「芥川が現代に生まれていたら、新しい薬を飲むことによって、自殺せずに済んだだろう」と言っていたのは印象的だった。

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