杉岡幸徳の著作

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DON! に出演しました

29日、日本テレビのDON! に出演しました。

「世界のうまいは日本のまずい」というテーマで、世界の奇食を紹介するもの。

僕は、シュールストレミングなどについて解説しました。

ガールズトーク

ガールズトークというのは、昔の言葉でいえば「おばはんどもの井戸端会議」にすぎない。

誰がこんな言葉を使い始めたのだろう?

インターネット2

インターネットでは、何でも手に入る。

ただ、必要なものだけは別にして。

純粋さ

人は、勉強すればするほど、愚かになっていく。

賢く純粋なままでいる唯一の方法は、何の努力もしないことである。

人は、同じ海の中で泳ぎ続けるべきではない。

論理と感情

人間は、論理によって動く動物ではない。
感情によっても動く。

そして、かりに論理で動いたとしても、それは論理という名の感情かもしれないのだ。

喪失

人は、何かを得れば得るほど、失っていく。

文化と知性

文化とか伝統とかいった綺麗な言葉に、人間は弱い。

――特に知的コンプレックスの強い人間は。

捕鯨と伝統文化

「捕鯨は日本の伝統文化だ」という主張の最大の欠点は、それを言い出したとたん、反捕鯨派の主張を「非科学的だ」と言えなくなることだ。

伝統だの文化だのという言い草ほど、非科学的なものはないからである。

伝統

伝統とは、たいていは捏造されたものである。

やたらと伝統を振り回す者は、詐欺師と思っていい。

これは文化だ

A「これは私たちの文化だ。認めてほしい」
B「あなた方の文化を否定するのが、私たちの文化だ」

文化と伝統

本当に誇れる文化や伝統なら、堂々と撮影してもらっていいはずである。

イルカと牛

「イルカは食べては駄目で、牛はいいのか」

などといった、小学生でも思いつくような反論は、いい加減にやめたほうがいい。

そんな月並みな言葉で片がつくなら、この問題はとっくの昔に終息している。

タブーとは、人間の文化そのものであり、文明が存続する限り残るのだ。

クジラは日本の伝統食ではない

'The Cove'がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したのを記念して、再掲します。

イルカ殺す場面収録した映画、米で論議

 【ロサンゼルス=飯田達人】日本の伝統的なイルカ漁で、漁師が多数のイルカを仕留めるシーンを収録した米ドキュメンタリー映画「入り江」(原題The Cove)がロサンゼルスとニューヨークで公開され、「むごい秘密が暴かれた」(米有力紙)などと論議を呼んでいる。(読売新聞)


まず、イルカとクジラは同じ種類で、体長5メートル以下のクジラをイルカと呼ぶだけ。
それはそれとして。

『世界奇食大全』(文春新書)にも書いたが、鯨食が日本の伝統的な食文化というのは、まあ大嘘である。

日本人がクジラ肉を日常的に食べ始めたのは、実に終戦後のことである。

それまでは、クジラは魚を連れてくるということで、神として崇め、クジラを食べるどころか、決して危害を加えない地域が、日本全国にあったのである。
これは、現代の欧米諸国とそっくりだ。

だいたい、古式の沿岸捕鯨では、一つの村につき、一年にせいぜい20頭くらいしかクジラは獲れない。
この量で、日本人全員が楽しくクジラを食するなんて、ありえない。
さらに、冷蔵庫もなく、車もなく、道路や橋すらまともにない時代に、新鮮なクジラ肉を全国津々浦々まで届けられるわけもない。

わが国でクジラが広く食べられ始めたのは、明治時代に「ノルウェー式」の遠洋捕鯨法が導入されてからだ。しかも、クジラに銛を打ち込むのはノルウェー人で、捕鯨船の乗組員はほとんどが朝鮮人。
こんなものが日本文化のはずがない。

また、明治時代に各地に捕鯨場がつくられた時、激しい反対運動が起こっているのだ。

中でも、青森県の三戸は熾烈だった。
一九一一年にここに東洋漁業会社が進出してきた時、地元民が蜂起し、捕鯨場を襲って焼き払ったのだ。この暴動で、死者と重軽傷者も出ている。
これは、クジラを獲ると血で海が汚染され、魚が獲れなくなるからという理由だった。日本人が昔からそんなにクジラ肉を愛していたなら、こんな事件が起こるわけがない。

つまり日本人は、一九四五年から、商業捕鯨が禁止された一九八六年まで、わずか四十年ほどしか、日常的にクジラを食べていないのだ。


伝統とか文化などというのは、たいていは詐欺師の言い草である。
あんまり信用しないほうがいい。

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