杉岡幸徳の著作

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連載「食べる本能」のメニューをご紹介

「Linkclub Newsletter」で、変わった食べ物を食べ歩く連載「食べる本能」をやらせていただいているのですが、ここで今まで取り上げたメニューを紹介したいと思います。
 次のようなものです。

・豚の脳みそ
・クジラの心臓・舌など
・河豚の卵巣の糠漬け
・ウサギ
・カンガルー
・サボテンのステーキ
・熟成三十年のなれずし
・黒キジ
・ライチョウ
・おたぐり(馬の内臓の煮込み)

 ……などです。
 これからも変わった食べ物を探求・取材していきますので、「これを取り上げてほしい!」という要望がありましたら、ぜひお寄せください。

 食べ物の世界は、ものすごくタブーや不可解なことが多く、調べれば調べるほど面白いんですね。
 タブーとしては、ヒンズー教の「牛を食べてはいけない」、イスラム教の「豚はあかんで!」というのが有名ですが、たえばサン族では次のようなタブーがあるそうです。
 つまり、リカオン、ハゲワシ、ハイエナは食べてはいけないが、初老以上の年長者は食べてもいい。カメは幼児と老人以外は食べられず、スタインックと飛びウサギは10-25歳の男女にとってはタブーだが、結婚して最初の子供が三歳になると解禁されるそうです(『タブーの謎を解く』<山内昶著、ちくま新書>より)。
 このような複雑怪奇なタブーや掟はどこから来たのか。人間は食べなくては生きていけないはずなのに、なぜそこにわざわざ訳のわからない制約を設けるのか。タブーなどなければ、もっと楽しく、自由に生きていけるのに。
 
「タブーはどこからやってきたのか」という問題については、文化人類学者、宗教学者、社会学者などがいろんな説を出しているのですが、実は僕もそれなりに考えて、とりあえずの答えを出しています。それについては、そのうち語りたいと思います。

一言で言えば、

「タブーにはすべて意味がなく、意味がないからこそ、集団において重大な意味を持っている」

というものです。

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