杉岡幸徳の著作

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ドーナツと日本の没落

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先日、東京の新宿に行って驚いた。
ある店の前に、異様なまでの行列ができているのだ。
合計にして、数百人はいたのではないか。

それは、先日日本にオープンした、あるドーナツ屋だった。
このドーナツ屋が大評判になり、みんなが並んでまでドーナツを食おうとしているのである。あれだと、店のカウンターにたどり着くまで、5時間はかかったに違いない。
たかが「ドーナツ」のために、だ。
僕は行列を作るのが嫌いだし、たかが「ドーナツ」のために並ぶのは男のプライドが許さないので、絶対に列には加わらないのだが。

すぐさま思い出したのが、崩壊寸前のソビエト連邦だった。
あの時、ロシアには初めてファーストフードの店ができ、ロシアの庶民は何時間も行列を作ってハンバーガーを買い求めた。
あのころ豊かだった日本人は、
「たかがハンバーガーに行列を作って、哀れだなあ……」
と鼻で笑っていたが、今日本人がおなじことをしているのである。
あの後ロシアは豊かになったが、日本は貧しいままだ。

どうやら、現代の世界では、国家が崩壊する前に、国民はファーストフードに行列を作りたくなるものらしい。
先日、たかが300円の牛丼のために多くの日本人が行列を作り、社会的に話題になったが、このような現象は、日本という国の没落の前兆としか思えない。

といっても、日本が崩壊しても、僕は少しも悲しくない。
「愛国心」なんてまるでないので、できるだけ早く国家が破滅するよう、こちらから手を貸したいくらいだ。
みなさんもどんどんファーストフード店の前に行列を作り、日本の没落を早めていただきたいものだ。

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